『杖と剣のウィストリア』天崎滉平&関根明良&天野聡美が語る、大きな壁を乗り越える秘訣とアフレコの裏側
■『ダンまち』の大森藤ノが描く、個性豊かなキャラクターたち
TBS系全国28局ネットにて7月7日より毎週日曜16時30分放送となるテレビアニメ『杖と剣のウィストリア』。本作は、「別冊少年マガジン」(講談社)で連載中のファンタジー。魔法至上主義の世界で、魔法がまったく使えないウィルが魔法学院に入学し、周囲から蔑まれながらも一人前の魔導士を目指していく。この度、主人公・ウィル役の天崎滉平(※「崎」の正式表記は「たつさき」)、エルファリア役の関根明良、コレット役の天野聡美にインタビュー。作品やキャラクターの印象、アフレコ裏話のほか、大きな壁に直面した際の3人の対処法を聞いた。 【写真】天崎滉平&関根明良&天野聡美、3人揃って“ポーズ”を披露 撮り下ろしショット ――大ヒット作『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』の大森藤ノ先生が原作を担当する本作。最初に物語に触れた際の印象は? 天崎:物語の素晴らしさはもちろん、青井 聖先生の描かれる絵がとても美しく、読みにくさを感じる要素が一切なかったです。気づいたらどんどん先まで読んでしまうような本当に素晴らしい作品だと思いましたね。 天野:序盤のストーリーからグッと引き込まれ、絵も美しく、戦闘シーンの躍動感を感じました。なにより話がとても分かりやすく、深いんです。第1話から登場人物がたくさん出てくるのですが、関係性も明確に分かるため、物語の中に入り込みやすかったです。 関根:私はテープオーディションの際に、原作を読ませていただいたのですが、続きが気になって「もっと読みたい」と夢中になりました。「この作品に関わりたい!」と気合いが入りました。 ――それぞれのキャラクターの印象、演じる際に意識していることは? 天崎:ウィルは魔法至上主義の世界で魔法が使えないハンデを抱えながらも、幼少の頃に交わした“約束”のために努力し続けられる精神力、困難に立ち向かえる勇気のある青年です。その“約束”は彼の行動の原動力にもなっているので、常に心に置いて演じています。 また、心の中が熱いキャラクターなので、モノローグでの喋りも「ONゼリフ以上に、“!”がついている部分を意識する」と、“熱さ”についてディレクションをいただきました。ウィルのそのような人柄をお芝居中も感じることがあり、隣で鼓舞してくれているようで、すごく心強いんです。 天野:コレットちゃんはウィルに対してとても真っ直ぐな思いを持った女の子です。彼女も魔法や勉強を頑張っていて強いのですが、彼に対しては可愛らしい反応も見せたりするので、そんなギャップも魅力的だなと思います。 とくに、ウィルに対して思いをぶつけている姿が素敵で、演じる際も「ずっと彼の隣にいたい」という気持ちを大切にしながら演じています。本当に愛おしさを感じるキャラクターですね。 関根:エルファリアちゃんはネタバレができないため、まだ謎の多い子だと思うのですが、とてもギャップのある子という印象があります。また、“至高の五杖(マギア・ヴェンデ)”として憧れられている存在のため、演じる際はその空気感、そして何よりウィルへの想いを大切に演じています。視聴者のみなさまには、ぜひ彼女のギャップをお楽しみいただけたら嬉しいですね! ――公式サイトのキャラ説明で「冷静そうに見えるが」と、少し匂わせていますよね(笑)。 天崎:若くして“至高の五杖(マギア・ヴェンデ)”になっているので、作中のみんなはエルファリアを「すごい人だ」って思っています。なので、みなさんもすごい人だと思って見てください(笑)。