テン・ハフ解任のマンU、スポルティング指揮官と交渉中か…契約解除金は約17億円?
マンチェスター・ユナイテッドがスポルティングを率いるルベン・アモリム監督と接触したようだ。28日、『BBC』や『スカイスポーツ』など複数のイギリスメディアが伝えている。 エリック・テン・ハフ体制3年目を迎えたマンチェスター・ユナイテッドは今シーズン開幕直後から不安定な戦いに終始。9試合を消化したプレミアリーグで3勝2分4敗の14位に低迷しているほか、ヨーロッパリーグ(EL)では3節を終えて未勝利が続いている。そんななか、1-2で敗れたウェストハム戦から一夜明けた現地時間28日にテン・ハフ監督の解任が正式決定。過去2シーズンで2つのタイトルをもたらしたオランダ人指揮官との決別を選択した。 当面は今シーズンからコーチを務めているルート・ファン・ニステルローイ氏が暫定的に指揮を執ることが決定しているが、クラブは早くも後任監督の招へいに向けた動きを強めているようだ。報道によると、マンチェスター・ユナイテッドはアモリム監督を後任の最有力候補に据えており、すでに具体的な交渉に臨んでいるとのこと。アモリム監督はスポルティングとの契約を2026年6月末まで残しているが、マンチェスター・ユナイテッドは1000万ユーロ(約17億円)とされる契約解除金を支払う準備があるという。 移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏も、マンチェスター・ユナイテッドが新指揮官の最有力候補としてアモリム監督に接触したと指摘。同監督と契約条件に関する協議も行なったと報じている。 現在39歳のアモリム監督はベンフィカやブラガ、ポルトガル代表の中盤として活躍した後、2017年に現役引退。カーザ・ピアで指導者キャリアをスタートさせると、古巣ブラガを経て2020年3月にスポルティングの指揮官に就任した。昨シーズンはプリメイラ・リーガ(国内リーグ)を29勝3分2敗という成績を収め、クラブを通算20度目の優勝に導くなど、ここまで合計5つのタイトルを獲得している。
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