長谷部誠氏の名前がドイツサッカー界で用語に?フライブルク監督、ベテラン選手に「ハセベに向かっている」
長谷部誠氏の名前はドイツでは選手生命を長く保つプレーヤーに用いられる用語になりつつあるかもしれない。堂安律が所属するフライブルクのユリアン・シュスター監督も、ベテランMFニクラス・ヘフラーを語る際、元日本代表の名前を引き合いに出した。 シュスター監督はブンデスリーガ第11節ボルシア・ドルトムント戦に向けた記者会見で、先日契約更新が発表されたヘフラーについて言及。現役としてはともにピッチに立った同選手の決断への喜びを示した上で、「34歳という年齢は紙上だけのことだ。彼の身体や姿勢を見るとおそらくまだ30歳でもなく、あと数年はプレーできるだろう」とコメント。そして、「まさにフランクフルトで40歳までプレーしたハセベ(の領域)に向かっている」と現在フランクフルトセカンドチームのアシスタントコーチの名前を引き合いに出しながら、その高いプロ意識を称えた。 「チコ(ヘフラーの愛称)はまだ疲れをまったく感じさせないし、毎日一番乗りで練習場に来て帰るのも一番最後だ。自分の身体のケアにものすごく力を入れて、いつも一生懸命働いている。とてもありがたい存在だ。ピッチに立たなくても、マッチプランについて話し合うことができるだけの豊富な経験の持ち主。彼のような姿勢の選手がスカッドにいるのはありがたい」 浦和レッズやヴォルフスブルク、ニュルンベルク、そして2014年夏から10年間過ごしていたフランクフルトで700試合近くの公式戦に出場した日本代表でも114キャップの長谷部氏は今夏に現役を引退。ブンデスリーガにおける外国人選手としては歴代2位の出場記録を保持し、フィールドプレーヤーとしてもリーグ歴代最年長出場ランキング・トップ10入りを果たしただけあって、歴代最年長出場の記録を持つフランクフルトに限らず、他クラブでもベテランで高レベルを維持する選手は「ハセベ」に例えられるようになっている。