「タワマン住民御用達?」「にしてはショボい…と思いきや!」…。イオンスタイル品川シーサイド内にあるフードコート「Seaside Table」の驚きの実態
時にレストランであり、喫茶店であり、高齢者の集会所にもなる「フードコート」。その姿は雲のように移り変わりが激しく、楽しみ方は無限大。例えるなら「市井の人々のオアシス」だ。 本連載では、そんな摩訶不思議・千変万化な「フードコート」のある街を巡り、街やフードコートの魅力や楽しみ方を提唱していく。 今回は、東京都品川区の「イオンスタイル品川シーサイド」内にあるフードコート「Seaside Table」を訪問する。 【画像29枚】イオンスタイル品川シーサイド内の「フードコート」の驚きの実態
■場所柄、確かにビジネスパーソンも多いが…… 品川の地名にはいくつかの由来があり、その一つが目黒川のかつての名前が「品川」であったという説である。品川区自体も東京湾に面しており、またいくつもの運河があることから、水との縁が深い。 今回のフードコートがあるイオンスタイル品川シーサイドも、付近に京浜運河が流れている。 【画像29枚】「タワマン住民御用達?」「にしてはショボい…と思いきや!」…。イオンスタイル品川シーサイド内にあるフードコート「Seaside Table」の驚きの実態
運河にかかる八潮橋は結構大規模で、橋上までのぼってから北を向くと、レインボーブリッジや品川埠頭が見える。 この品川埠頭、実は日本で最初のコンテナ埠頭である。 1967年にオープンしてから都が管理・運営してきたが、2009年からは東京港埠頭に移り、アジア航路の小型コンテナ船が主に使用しているという。 品川埠頭ができる以前も、品川は江戸時代から交易の拠点としてにぎわっていたとされる。その歴史さながら、現在も多くの企業がオフィスを構えていることからビジネスの街という印象を持つ人も多いのではないか。
詳細は後ほど触れるが、今回のSeaside Tableも確かに、他のフードコートと比較してビジネスパーソンが多い特性がある。 ■「ビジネスの街」だけではない側面とは 一方で、同エリアはタワーマンションが林立しており“高層住宅街”という側面も持っている。 Seaside Tableがあるイオンスタイル品川シーサイドの最寄りである品川シーサイド駅は、東京臨海高速鉄道りんかい線の停車駅。りんかい線といえば、この品川シーサイドのほか「天王洲アイル」「東京テレポート」と独特の名前を持つ駅がいくつかあるのが特徴である。