「タワマン住民御用達?」「にしてはショボい…と思いきや!」…。イオンスタイル品川シーサイド内にあるフードコート「Seaside Table」の驚きの実態
■ここはフードコートか、それとも自宅か うな丼を待ちつつ、ごちそうコスモドリアをあたためるレンジを探す。ちょうど席の近くにあった。イオンが手掛けるホームファッションブランド「ホームコーディ」のレンジだ。 500ワットで7分30秒、こんなに長々と占拠するのは申し訳ないなあと思ったら、ほかにもホームコーディのレンジが1台、コンビニによくあるような業務用のレンジが2台確認できたので罪悪感が薄れた。 あたためながら思う。これがフードコートですることか。まるで自宅にいるようだ。
というか、アットフローズンで買ったものを食べる人が増えたらフードコートの店舗は商売上がったりじゃないか。 でも、まあいいか。だってフードコートでロイヤルホストのメニューを食べられるんだから。何でもあり、それもフードコートの素晴らしさだ。 など考えているうちに、混雑していないこともあってうな丼は2~3分で呼び出された。首を長くして待ち、ようやくあたため終わったごちそうドリアをレンジから取り出す。 まさかロイヤルホストの味をフードコートで楽しめるとは、夢にも思わなかった。
熱々のごちそうコスモドリアを冷ますために、うな丼からいただく。1切れとはいえそこそこ大きく肉厚、これが590円とは企業努力に頭が下がる。 一口食べると、炭火で焼いた香ばしい香りを感じる。正直、あまりにも安いので油断していたが、十分おいしい。 うなぎに目を取られがちだが、実はご飯がしっかり多いのもうれしい。「令和の米騒動」が流行語大賞の候補にノミネートされるなど米価の高騰が話題になる昨今、こちらも経営努力に感謝する。
■「さいきょうのフードコート」を見つけるヒントがここにある 頃合いを見て、いよいよごちそうコスモドリアにも着手。 うな丼と対照的に「ごちそう」と名前に付いていることからハードルが上がり切っていたが、難なく越えてきた。ロイヤルホストの店内で食べるのもいいが、フードコートで食べるのも普通においしい。 不思議な名前のコスモドリアだが、その由来は「コスモポリタン」、つまり宇宙という説がある。具材の鶏肉が空、栗ときのこが「陸」、エビが「海」を表しているという説である。