戦没者の遺骨を米軍基地の埋め立てに…沖縄で42年間“骨を掘る男”の活動を基地問題が翻弄「冒涜は許さない」
■沖縄を「平和の島として訴えたい」…隣り合わせの「脅威」が続く現実も
しかし、沖縄は今もなお「脅威」と隣り合わせだ。2024年5月には北朝鮮の弾道ミサイル発射とともにJアラートの警報音が鳴り響いた。相次ぐ発射に、航空自衛隊の迎撃ミサイルPAC3が配備されるなど、沖縄に「戦争」の二文字が再び近づこうとしている。
具志堅さん: 「正直とても混乱するんですよ。というのは私が生きている間に、再び戦争の話なんて出てくることないだろうと思っていたんですよ。ですから戦争の発火点は沖縄。『戦争になるようなことはやめてくれ』って国民が声を上げるっていう運動を作っていかないといけなくなったんだなと感じています」
具志堅さんは平和を願い、埋もれた「声」に耳を傾け続ける。
具志堅さん: 「戦場になったら我々が新たな戦没者になってしまう。沖縄を平和の島として、もう戦争を拒否する島として訴えたい」 2024年6月21日放送