意外と知らない「ATOK」が日本語入力のIMEで人気を維持し続ける理由
前述の通り、ATOKは辞書・辞典との連携が可能です。その中でも便利な辞書の1つが「共同通信社 記者ハンドブック」。報道機関や企業の広報部門など、特定の文体や表記ルールを厳密に守る必要がある場面で用いられることが多いのが「記者ハンドブック」ですが、このハンドブックに準じた変換や表記チェックを徹底するのは非常に手間がかかる作業です。その点、ATOKを用いることで校正が非常に簡単になります。 「記者ハンドブック」に代表される、自分のニーズにマッチする辞書があるならば「ATOK」と連携して使うのは極めておすすめです。
ATOK Passportの利用方法
ATOKは従来は買い切りで提供されていましたが、すでにサブスクリプションサービスに移行済み。ATOK Passportは、ATOKの最新版を複数のデバイスで利用できるサブスクリプションサービスです。Windows、macOS、Android、iOSの4つのOSに対応しています。 利用するには、ATOK公式サイトからATOK Passportに登録し、必要なソフトウェアをダウンロードしてインストールします。月額プランは7,200円(年額)。月額プランは600円(月額)で利用可能です。 ■実は「一太郎」もまだまだ進化中
ATOKの進化と並行して、その母体である「一太郎」も進化を続けています。脳である「ATOK」が持つ高度な校正機能が一太郎側にも備わっているのももちろん、加えて新旧対照表の作成や、一太郎の「アウトプットナビ」を通じたデータ変換機能などが充実。 1つの文書データから、『原稿用紙』『noteなど投稿サイト用の原稿』『印刷用データ』を生成することなどが可能です。 単体としてのATOKを使い続けている方でも、「一太郎」は近年利用していないという方は、ATOKを最も楽しめるワープロソフトとして改めて「一太郎」を使ってみるのも十分におすすめです。
オトナライフ