カフェで現代アートを堪能 期間限定メニューも 八千代の7店が作家とコラボ 「少し違う日常」テーマに
八千代市内の個性的な喫茶店7店舗で、同市を中心に活躍する現代アーティストらとのコラボイベント「ART×CAFE2024」が始まった。各店はアーティストの作品を並べ、作品に着想を得た期間限定メニューを提供。コーヒーを味わいながら独創的な芸術を楽しめる。11月末まで。 有志でつくる喫茶店文化普及委員会が地域の魅力を再発見してもらうことを目的に企画。7回目となる今年は「re↗」をテーマに据えた。同会事務局の林美蘭さんは「今はコロナ前の日常に戻ったのではなく、少し違う日常に移行している。それを英語で再びなどを意味する『re』と斜め上を向いた矢印で表現した」と説明した。
喫茶店とアーティストはペアになり「re↗」をイメージして準備。「高津珈琲」(同市高津)は深い青が特徴の画家、ヤマダサラさんとタッグを組んだ。 ヤマダさんは「ファンタジア」をモチーフに、アクリル絵の具を使って人魚などの幻想的な作品を制作。店主の江野澤雅さん(38)は青や人魚に触発され「渚(なぎさ)のマーメイドパフェ」を考案した。ココナツアイスや紅茶ゼリー、魚の尾ひれの形のチョコレート、貝殻型のもなかなどを盛り付けた。初回からイベントに参加している江野澤さんは「昨年、パフェを提供しようとして見送った。今年はリトライのつもりで作った」。同会代表も務めており「たくさんの人に来店してほしい」と期待を込めた。 参加店を回るスタンプラリーも開催。イベント終了後の12月11日~15日にはオーエンス八千代市民ギャラリーで全店の作品をまとめて展示する。参加店など詳しい情報は公式ホームページ。