<エガフェス>江頭2:50「伝説の夜になったぜ!」氣志團&武田真治&辻希美らも参戦…1万人の“あたおか”と完全燃焼
江頭2:50が主催する音楽と笑いの祭典「エガフェス」の大本番「エガフェス2024 supported by desknet’s NEO 大本番」が8月19日に神奈川・ぴあアリーナMMで開催された。18日に行われた“前夜祭”も1万人の“あたおか”(ファン)を集め、これはもはや“本番じゃないの?”と思わせるくらいの盛り上がりを見せたが、19日の大本番はそれをも凌駕する盛り上がりで“完全燃焼”した。 【写真】長らく“共演NG”だった辻希美との仲良しツーショット ■いきなり“ニセ江頭”が登場 布袋寅泰の「スリル」が流れ、大型ビジョンに江頭が登場…と思いきや、原口あきまさによるニセ江頭だった。石橋貴明や加藤浩次などの物まねでオープニングから会場を沸かせた。そして、前回開催からの2年間の「エガちゃんねる」の軌跡が映像で紹介された。数々の名(迷)シーンから、チャンネル登録者数400万人を達成したときの回、ホノルルマラソン完走など、YouTubeを見ている人なら印象に残っているはずのシーンが次々と。後ほど、ステージに登場した江頭は「名場面集過ぎるじゃん。泣いちゃったあよ。俺」と、感動したことを明かしたほどのクオリティーだった。 そんな感動的な空気の中、あらためて「スリル」が流れ、「行くぞ!」と観客をあおりながら江頭が登場。「ドーン!」を連発し、逆立ちも決めた。「頭のおかしいおまえら、会いたかったぜ! 1万人、会いたかったぜ! 今日は伝説の夜にするぜ!」と呼び掛け、本編がスタートした。 「ガツン、と!!!」を江頭が歌唱し、オラキオ、チェリー吉武、ブリーフ団もステージに登場し、会場の熱気がさらにすごいことになっていった。最初のゲストは、江頭の勘違いで長年“共演NG”にされていた同郷・佐賀出身のはなわ。「『エガちゃんねる』のおかげで和解しまして最高にうれしいです!」と笑顔を見せたはなわが歌うのはもちろん「佐賀県」。江頭、オラキオ、チェリー吉武の“佐賀県人会”メンバーも一緒に熱唱し、はなわは「これまで何回も歌ってきましたけど、初めて泣きそうになりました。最高ですね」と、“和解”が本物だということを歌での共演で示した。 続いて、「ブリーフブラザーズ」として江頭とキャイ~ンのウド鈴木が白ブリーフ姿で登場。「全裸イリュージョン」を行い、“1、2、3!”の掛け声で、江頭がロッチの中岡創一に入れ替わるというイリュージョンを行った。そんな流れの中、ステージに登場したのは中川翔子。中川も「エガちゃんねる」に多く出演しており、おなじみのメンバーと言えるだろう。「空色デイズ」で美しい歌声を会場に響かせたが、全裸イリュージョンで姿を消した江頭が客席に現れ、そちらはそちらで違う意味で会場を沸かせていた。 続々と豪華ゲストが登場。続いて現れたのはサンボマスター。2022年の「イノマーロックフェスティバル」で共演したのをきっかけに共演が実現した。「できっこないを やらなくちゃ」「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」などを熱い演奏と歌で聴かせ、「全員優勝させにきた! 全員優勝!」など、力強く観客をあおり、ボーカル兼ギター・山口隆の言葉に込められたメッセージで涙ぐむ人の姿も多く見られた。 2年前、江頭はハーモニカに挑戦した。今回はさらにパワーアップして“サックス”にチャレンジ。60万円のサックスを購入し、プロの奏者や武田真治に教わり、ビートたけしの「浅草キッド」を歌い、サックスを奏でた。その出来は、ギターでサポートしたサンボマスターの山口が「素晴らしい歌唱とサックスでした」と称賛するほど。 ■江頭が“共演NG”の辻希美と再共演 冒頭に登場したはなわも“共演NG”だったが、こちらも21年間共演NGだった。しかし、2023年に「エガちゃんねる」でNGが解けて、晴れてエガフェスにも登場。それは辻希美で、江頭と色違いの衣装で「ロボキッス」を披露した。辻が「でも、まだトラウマ」と話すと、「またトラウマにしてやろうか!」と江頭が返すが、「エガちゃんって、1万人いる中で1、2を争うくらいに真面目で」とオフステージの様子を辻が暴露。「営業妨害だよ!」と反論するが辻に押され気味。辻は、中川ともコラボし、「恋愛レボリューション21」で会場を盛り上げた。 またしても全裸イリュージョンで“全裸瞬間移動”を行い、江頭、中岡、ウドがセンターステージから姿を消すと、メインステージから学ランを着た3人が現れ、氣志團の「One Night Carnival」を歌唱。歌詞がうろ覚えだったり、ちょっと危うい感じでハラハラしていると、「俺たちだけ歌ってても面白くないよね。あいつら呼んじゃう? 氣志團!」とシークレットゲストの氣志團を呼び込み、「One Night Carnival」で競演。綾小路翔も「われわれもいろいろめちゃくちゃなことをやってきましたけど、井の中の蛙でした(笑)」とエガフェスのはちゃめちゃぶりを絶賛した。 これが本編ラストの曲だったが、アンコールの声に応えて、江頭がトロッコに乗って客席に登場。ちょっとエロティックなデザインのトロッコの上から、ボールを客席に投げ込むファンサービスを行い、「愛のムチムチ」「E!G!A!エヴォリューション」を歌唱。すると、予定になかった武田真治がサックスを持ってステージに現れた。「江頭さんのサックス演奏が気になって気になって来ちゃいました。素晴らしかった。感動しました」と江頭に伝えると、江頭は「ありがとうございます。うれしいなぁ」とその言葉を素直に受け取った。 最後は出演者全員とRCサクセションの「雨あがりの夜空に」を。江頭、武田、綾小路翔、サンボ山口など、豪華ボーカルリレーもあり、武田のサックスも響き渡り、華やかなフィナーレとなった。 江頭は「おまえら最高だったぜ!伝説の夜になったぜ! あ、バイトの時間だ」と言って締めくくりつつ、「俺、いつも思ってることがあって。カッコ悪いことはかっこいいじゃないかなって。今日、おまえらは最高にカッコ悪かった! だから、カッコよかった! カッコつけんな、カッコ悪く生きようぜ! おまえら最高!」と、1万人に向けてメッセージを送ってステージから去った。 しかし、アンコールの声と拍手が鳴り止まず、江頭が再々登場。「これは予想になかったから」と言いながらも表情はうれしそうな笑顔に。そしてTHE BLUE HEARTSの「人にやさしく」を出演者全員を呼び込んで歌い、大フィナーレ。最後の言葉はやっぱり「あ、バイトの時間だ!」だった。 なお、「エガフェス2024 supported by desknet’s NEO 大本番」及び「エガフェス2024 supported by desknet’s NEO 前夜祭」は、Leminoほかで8月31日(土)夜11:59まで見逃し配信中。また、「エガちゃんねる」の前身番組「がんばれ!エガちゃんピン」シーズン1がLeminoにて全話独占無料配信中だ。 ◆文=田中隆信