【新潟記念】“牝馬不振”に頭を悩ます一戦 サマー2000王座も視野のレッドラディエンス、キングズパレスが中心
春牝馬二冠3着ライトバック、始動
サマー2000シリーズはひと足早く幕を閉じる。ここまで七夕賞・レッドラディエンス、函館記念・ホウオウビスケッツ、小倉記念・リフレーミング、札幌記念・ノースブリッジと続いた。このうちここに駒を進めるのは七夕賞を勝ったレッドラディエンスと2着キングズパレス。レッドラディエンスは4着以内、キングズパレスは勝利が優勝の必須条件となる。 【キーンランドカップ2024 推奨馬】スプリントは勝率50%で実力メンバーNo.1! SPAIA編集部の推奨馬を紹介(SPAIA) 最後の舞台は直線658.7mの新潟外回り。横一線に並ぶ競り合いが壮大だ。外ラチ沿いを強襲する様はまるで直線競馬のよう。最後に抜け出すのはどの馬か。二転三転する攻防は夏の終わりにふさわしい。データは過去10年分を使用する。 1番人気は【2-2-0-6】勝率20.0%、複勝率40.0%とやや頼りないものの、2番人気は【4-0-1-5】勝率40.0%、複勝率50.0%とまずまず。サマーシリーズのなかでは比較的平穏な重賞だ。それでも10番人気以下【2-0-4-73】勝率2.5%、複勝率7.6%と油断ならない。ハンデ戦でもあり、伏兵にも気を配りつつ、手を広げ、最後にちょっと大きな配当にありつきたい。 今年はなんといっても桜花賞、オークス3着ライトバックの参戦が際立つ。3歳は【2-0-1-6】勝率22.2%、複勝率33.3%とハンデ差を生かし、躍動する。 だが、新潟記念全体で牝馬は【0-0-1-15】。21年2番人気クラヴェルの3着だけだ。以前は牝馬が瞬発力を武器に台頭するイメージも近年は不振。GⅠ3着ライトバックも軽量というわけにはいかない。力関係もはかりにくく、ちょっと厄介な存在になりそうだ。 古馬勢は4歳【2-3-4-22】勝率6.5%、複勝率29.0%、5歳【3-4-2-41】勝率6.0%、複勝率18.0%、6歳【2-1-1-33】勝率5.4%、複勝率10.8%と勝率においては互角で、7歳以上も【1-2-2-37】勝率2.4%、複勝率11.9%。正直、年齢は馬券検討の役に立たない。