ソフトバンク野村勇、復帰への階段を一歩ずつ 万能選手が1軍を見据える上で必要な感覚は
◆ウエスタン・リーグ ソフトバンク6―5広島(27日、タマスタ筑後) ソフトバンクの野村勇内野手(27)が1軍復帰への階段を一歩ずつ進んでいる。 ■合流即ファインプレー【動画】 2点ビハインドの7回、先頭打者として代打で登場。ファウルで粘って9球目の真っすぐを右越え三塁打として好機を広げた。「打てたことは良かった。(三塁まで全力疾走は)きつかった」と汗を拭った。 2月に左座骨疲労骨折のため、春季キャンプを離脱。福岡県筑後市のファーム施設のリハビリ組で調整していた。3月20日の火の国サラマンダーズとの4軍戦(タマスタ筑後)で実戦復帰すると、2軍戦には26日から出場している。 26日のウエスタン・広島戦は「1番遊撃」で先発出場し3打数無安打。この日は途中出場し、三塁打と四球だった。松山秀明2軍監督は「(状態は)まだよく分からない」とした上で「1軍でやってきた選手なので、体の状態さえ良ければ、それなりの成績は残せると思う。あとは試合に慣れてくれば感覚を取り戻すと思うので、心配していない」と復調への期待を示した。 今後は各ポジションの守備に就き、状態を確かめていく。松山2軍監督は「ユーティリティーでこなせないと1軍で困るので、ショートに限らず、サードもセカンドも全部使っていく」と説明した。(浜口妙華)
西日本新聞社