70脚の椅子に触れ、座る3日間 展示会「きょうと椅子」、腰掛づくりの講座も
全国の作家が一つ一つ丁寧に制作した椅子に自由に座り、感じることのできる体感型の展示会「きょうと椅子」が、京都文化博物館(京都市)の別館ホールで開催される。10月25日(金)・26日(土)の10時~19時と、27日(日)の10時~18時。 時代を超えて暮らしに本当の豊かさを与える“確かな価値”を感じられる椅子70脚が並ぶ。それぞれに工夫と技術が注がれ制作された多様な椅子に座り、個々の作家の思いを触れることで、「椅子」が暮らしの中で持ち得る価値を深められる展示会だ。展示中の椅子は、ほとんどが受注販売として購入できる。 期間中にはイベントも開催。18~19世紀にかけてアメリカ北東部で活動していたキリスト教徒が生み出したシンプルな家具について解説する「シェーカー家具とは何か」は、25日17時~18時30分。参加費無料、予約制、定員40人。売る人・作る人の目線から椅子について語り合う「自分の椅子の見つけかた」は、26日14時から。予約不要。 腰掛づくりも体験できる。京都の森で切り倒され、乾燥していない生の木を削って作る「一本脚の腰掛づくり」は、27日10時からと11時からの2回。作業はラフに割られた材料をドローナイフで削っていくところからスタートする。参加費3000円、予約制、各回定員10人。イベントサイトに申し込み方法など詳細を掲載している。