『ブルーピリオド』眞栄田郷敦主演 “好き”と向き合うすべての人に捧げる応援ムービー、誰もが持つ青の記憶を鮮やかに描き出す
【Tokyo cinema cloud X by 八雲ふみね 第1199回】 シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信する「Tokyo cinema cloud X(トーキョー シネマ クラウド エックス)」。 【写真全14枚】『ブルーピリオド』眞栄田郷敦主演、“好き”と向き合うすべての人に捧げる応援ムービー ほか 今回は、8月9日に公開された『ブルーピリオド』と『新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!』をご紹介します。
『ブルーピリオド』武器は、情熱。夢に向かって突き進む!
数々の漫画賞に輝いた山口つばさによる人気漫画を実写映画化した『ブルーピリオド』。 美術に関してはまったく素人な高校生が、なんと国内最難関と言われる美術大学を目指す。あくなき挑戦に奮闘する姿を鮮やかに映し出した、珠玉の一作が完成しました。
『ブルーピリオド』のあらすじ
成績優秀で人望も厚い高校生、矢口八虎。ソツがなく器用ながらも、周囲の空気を読みながら生きることに物足りなさを感じていた。 そんな八虎の苦手な科目が美術。 授業中に出された「私の好きな風景」という課題に困っていた彼だったが、自分がいちばん好きな「明け方の青い渋谷」の風景を描いてみると、絵を通じて本当の自分をさらけ出すことが出来たような感覚に包まれたのだった。 それをきっかけに美術に興味を持ち、絵を描くことにのめり込んでいく八虎。思いはますます膨らみ、東京藝術大学を受験することを決意する。 しかしその道は険しく、八虎の前には才能あふれるライバルたちが次々と現れ、正解のない“アート”という壁が立ちはだかるが……。
『ブルーピリオド』のみどころ
主人公・矢口八虎を演じたのは、眞栄田郷敦。俳優という表現の世界において唯一無二の存在感を発揮し続ける彼が、今作では絵画に生きる希望を見出した主人公の情熱と成長を瑞々しく体現しています。 共演は、“ユカちゃん”こと鮎川龍二役の高橋文哉、八虎最大のライバル・高橋世田介役の板垣李光人、八虎の美術部の先輩・森まる役の桜田ひよりなど、いま人気の若手俳優たちが集結。 また薬師丸ひろ子、江口のりこ、石田ひかりなどベテラン俳優たちが脇をしっかりと固め、実写版『ブルーピリオド』の世界観にさらなる深みを与える名演をみせています。