国史跡にヒガンバナ4万本 10日遅れで見頃、鳥取・米子
鳥取県米子市の国史跡「上淀廃寺跡」で、ヒガンバナ約4万本が次々と見頃を迎えている。せせらぎや虫の声が響く遺跡に朱色のじゅうたんが広がり、秋の訪れを告げている。見頃は10月上旬まで。 日本海を望む山あいの史跡を訪れてほしいと、地元住民らが2014年にヒガンバナの球根を植えたのが始まり。市民らから寄せられた球根を、地元高校生の協力も得て毎年植え付けている。関係者によると今年は9月に入っても気温が高く、開花も見頃も10日ほど遅れたという。 上淀廃寺跡には飛鳥時代に建てられた仏殿の礎石などが残り、日本最古級の仏教壁画片が多数見つかっている。