空席目立つ…。Jリーグ収容率ランキング49位タイ。ひどい…。最下位続きで地獄のシーズン
2024シーズンの明治安田生命Jリーグは全日程を終えた。スタジアムの盛り上がりを知る上で観客動員数は重要な指標だが、収容可能人数に対してどのくらい埋まったかというのも大事だ。スタジアムを満員にしたのはどのクラブか。今回は、2024シーズンにおけるJ1からJ3までの各クラブのリーグ戦収容率を計算。スタジアムを熱気で満たしたクラブを、ランキング形式で順位ごとに紹介する。
49位タイ:ザスパ群馬 本拠地:正田醤油スタジアム群馬(15,253人収容可能) 平均入場者数:3,988人 平均収容率:26.3% Jリーグ収容率ランキング49位に入ったのは、ザスパ群馬だ。今季J2で戦った同クラブの本拠地は15,000人超のキャパシティをもつ「正田醤油スタジアム群馬」。今季の平均収容率は26.3%と低い水準となり、J2のクラブのなかではワースト4位の順位となってしまった。 昨季、大槻毅監督の下で11位でシーズンを終えた群馬は、赤堀洋代表取締役社長が今年9月に「いままでにない期待と興奮の中で2月のシーズン開幕戦を迎えました」と公式サイト上でコメントしていた通り、今季も上位躍進が期待されていた。 しかし、いざシーズンが開幕すると群馬は序盤から低迷を続ける。 開幕から6試合未勝利と苦しいスタートとなり、第8節からはリーグ戦15試合連続勝利無しという大不振に陥った。J3降格がちらつき、5月には成績不振によって大槻監督が解任に。 その後、武藤覚監督が就任したが状況は好転せず、最終的にチームは第11節以降一度も浮上することなく最下位でシーズンを終えた。これにより来季はJ3の舞台で戦うことが決定している。 印象が悪いのは、リーグ戦のホームゲームでたった1勝しか挙げられなかったことだ。残留の望みが消えても最後まで声援を送り続けたファン・サポーターを裏切る成績となってしまった。 今季のパフォーマンスでは1年でのJ2復帰は難しいだろう。J3で迎える来季、群馬には元J2クラブとしての意地と底力を見せてもらいたい。
フットボールチャンネル