【高校野球】金足農が初戦敗退 現地観戦の兄・吉田輝星は「後輩たちの姿を見て勇気をもらった」 弟・大輝へ来年に向けてエール
◇第106回全国高等学校野球選手権大会 第3日 第2試合 西日本短大附 6-4 金足農(9日、甲子園球場) 【画像】夏の甲子園への出場決定を喜ぶ金足農業の選手たち 6年ぶりに夏の甲子園へ出場を果たした金足農業高校でしたが、初戦で敗退となりました。 金足農業の1回戦、先発マウンドにあがったのは2年生の吉田大輝選手。地方大会では4試合に登板し、いずれも完投するなど、エースとしてチームをけん引してきました。 吉田選手はこの日、初回から西日本短大附打線の猛攻を受け失点。5回にも4点を失うと、8回にもタイムリーを浴びました。9回を迎えた時点で0-6と苦しい展開となりますが、最終回で金足農業打線が奮起。連続安打で4点を返しますが、逆転には及ばず敗れました。 この日の甲子園には弟の勇姿を見守る、ある選手の姿がありました。吉田選手の兄である、現オリックスの吉田輝星投手です。6年前となる2018年の夏の甲子園では、金足農業のエースとしてチームを準優勝まで導きました。 試合後に取材に応えた吉田輝星投手は「(弟の)大輝とはLINEで『見に来てね!』と言われていたので『がんばってね!』というやり取りをしていました。試合には惜しくも敗れてしまいましたが、9回の追い上げには3年生たちの気合を感じましたし、大輝にはその姿を見て、これからもがんばってほしいと思います」とコメント。現在2年生である弟にエールを送りました。 さらに試合を見て「スタンドから見る甲子園はすごく楽しかったです」とコメント。シーズン中の自身を振り返り「僕自身も後輩たちの姿を見てすごく勇気をもらったので、残りのシーズンも粘り強くがんばっていきたいと思います」と意気込みました。