昭和レトロ感あふれる老舗商店街の大火「支援の会」を立ち上げて3000万円目標のクラウドファンディング…がれきの撤去へ
福岡県北九州市の中心部で今月3日に発生した火災の復興のために、地元の商工会議所や市などが17日、「支援の会」を設立しました。インターネットを通じて支援者から資金を募るクラウドファンディングの手法で3000万円を集める計画です。 【写真で見る】老舗商店街の大火「支援の会」を立ち上げ~1月3日の火災の様子~
36店舗、約2900平方メートルが焼損した
「魚町火災復旧支援の会」は、「鳥町食道街」(北九州市小倉北区)の一帯で起きた大規模な火災を受けてつくられました。商工会議所や市役所などの市内500か所に順次、募金箱が設置されます。寄付金は、がれきの撤去などに役立てられることになっています。新年で賑わう小倉の中心部を襲った今月3日の火災では、約2900平方メートルが焼け、36店舗が焼損しました。関係者によりますと、火元とみられる飲食店の店主は「油が入った鍋に火を付けて外出していた」と話していて、警察と消防による出火原因の捜査が続いています。 募金した人: 「みんなが支援しているというメッセージを被災者に伝えたい」 「早く活気を取り戻して頂きたい」
残る大量のがれきを寄付金で撤去へ
市によると、がれきなどの被災ごみは約2000トンに上るとみられています。プラットフォーム「KAIKA」上で17日から始まった「小倉魚町火災 復旧プロジェクト」では、1口1000円で3000万円を目標に寄付を募っています。募金箱と同じく、インターネットを通じて集まった資金は全額、商店街火災(魚町一丁目商店街振興組合、鳥町食道街、米町第二町内会)のがれきの撤去などに使われることになっています。