木造高の制服、2025年度新入生から一新 男女とも冬服ジャケットに 青森・つがる市
青森県つがる市の木造高校は2025年度の新入生から制服を一新する。男女ともに冬服は動きやすい素材を採用した紺色のジャケットに改める。家庭用洗濯機での丸洗いが可能で、女子はスカートとズボンを自由に選べるようにした。 同校が27年度に創立100周年の節目を迎えるのに合わせて、デザイン変更の構想が出た。23年度、全生徒と保護者にアンケートしたところ、制服を変えてもいいとの意見が多かったことから準備を進めた。 ジャケットは男女ともデザインを統一し、飽きのこないシンプルな形にした。高校卒業後も場所や状況などに合わせて着用できる。夜間の交通事故防止策として両袖に細長い反射材を付けた。ズボンとスカートには薄い格子状のデザインを取り入れた。簡単に着けられるネクタイも導入する。 12月13日、2年生3人が試着。藤元晴人さんは「(今までの男子用の)学ランよりも大人びた印象。新入生は伝統を引き継ぎつつ、新たな木造高校の姿を見せてくれたらうれしい」、木村夕芽さんも「好みでスカート、ズボンを選べるのがいいなと思った。ネクタイがあるのも新鮮。新入生がうらやましい」と話した。 夏服では新たに紺色のポロシャツを用意する。