山口

　山口県下関市は11日、同市菊川町上保木の菊川温泉の泉源から基準値の12倍のレジオネラ属菌を検出したと発表した。市は10日、泉源を利用する町内の市営3施設と民間の福祉2施設に湯を使わないよう要請し、11日に湯の供給を止めた。利用者からの健康被害の連絡はないという。

　市営施設は「きくがわ温泉華陽」と宿舎「サングリーン菊川」、「菊川温泉プール」。温泉は営業を中止し、宿舎はボイラーで温めた上水が出る大浴場のシャワーのみを使用できる状態で営業、プールも温めた上水に入れ替えて営業している。

　市は今後、再検査などを行い、安全を確認し次第、湯の供給を再開する。