太もも故障の日本中学記録保持者 広島・神辺西中3年三好 涙と感謝の8位 佐賀国スポ・陸上100メートル少年女子
【佐賀国民スポーツ大会・陸上100メートル少年女子B決勝(12日)】 右太ももを故障しながら大好きな古里、応援してくれる人の顔を思い浮かべて走り抜いた。 陸上女子100メートルの日本中学記録保持者(11秒57)の広島・神辺西中3年三好美羽が13秒25で8位。右太ももにテーピングを巻き、万全な状態でない中、自ら出場志願。「世界遺産もあり、食べ物がおいしい広島が大好き。古里を代表して出るので貢献したかった」とレース後、涙がこぼれた。 前日の予選前に右太ももに痛みを覚えた。それでも準決勝は本人も驚く11秒94で走り、「広島のために1点でも貢献できた」。決勝前に両親たちから欠場を何度も促された中、「自分の走りを楽しみにしている人がいる。ただ、元気な走りを見せられず申し訳なかった」と自分を責めた。
中国新聞社