一発で脱出できるバンカーショットの状況別2つのポイント。アゴの高いバンカーは「フェースを45度開く」、目玉バンカーは「かぶせて、ドンッ」
『上達の早さは逆算思考で決まる! てらゆーのゴルフスコアメイク大全』#4
練習する場所も、機会も少ないバンカーショットが苦手な方も多いだろう。経験が少なくても、初心者でも、そんな苦手意識がなくなるバンカーからの脱出方法を伝授する。 【画像】通常のバンカーはボールを左に置いて、いつものスイングでOK 『上達の早さは逆算思考で決まる! てらゆーのゴルフスコアメイク大全』(KADOKAWA)より、一部抜粋・再構成してお届けする。
バンカーだからといって難しい打ち方は必要なし
バンカーは特別な打ち方をしなければいけない。そう思っているゴルファーも多いでしょうが、実はそんなことはありません。 砂ごとボールを打つことになるので、〝ダフらせる〞ことが必要になりますが、そのためにボールを少し左寄りに置くだけ。スイングはいつもと同じで大丈夫です。 POINT:ボールを左に置いて通常通りに構える フェースを開く必要もオープンに構える必要もなし。ただボールを左に置いていつものスイングをするだけで、バンカーからは脱出できる 足場が悪くなりますが、他のショット同様、しっかり体を使って打っていくことも大事。また、アゴが近くて高く上げたかったり、スピンを掛けなければいけなかったりする状況でなければ、フェースを開く必要もありません。 ただ大きく違うのは振り幅で、通常の2~3倍は必要。砂質にもよりますが、15ヤードのバンカーショットなら、30~40ヤード前後の振り幅で打ちましょう。 POINT:クラブの振り幅は砂の硬さで調節する どれくらいの振り幅で打つかは、砂の硬さによって調節する。砂が軟らかい場合は通常の3倍で、硬い場合は通常の2倍の振り幅で打つというのが1つの目安
開いて構える=右に飛ぶではない
アゴが高い時や、グリーンに落としてすぐに止めたい時は、特別な打ち方をします。 まず、フェースを45度前後開きます。フェースを開いた分、スタンスはややオープンに。また、スタンス幅は肩幅より少し広めにして両ヒザを曲げ、腰を落として構えます。 そうすることによって手の位置が下がり、ボールが右に飛び過ぎるのを防ぐことができます。 さらにフェースの開きによって飛距離が出なくなるので、通常のバンカーショットよりヘッドを加速させて打ちます。具体的には体の回転に加え、手首の運動を増やしてヘッドスピードを上げていきます。 バンカーショットの練習をする機会があったら、ぜひチャレンジしてみてください。 POINT:フェースを45度開いて構える フェースは思い切って開こう。なお、フェースを開いて構える時は、構えたあとフェースを開くのではなく、フェースを開いてからグリップするように POINT:手首の運動量を増やしてヘッドを加速させる フェースを開いて構える分、ボールが上がって飛距離が出ないので、飛ばすにはヘッドスピードが必要。体の回転に加え、手首を使って一気に加速させよう
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