中京大・高木、日本文理大を3安打完封で2回戦へ/大学野球選手権
全日本大学野球選手権第1日(10日、中京大4-0日本文理大、1回戦、神宮)中京大は、五回に内野安打で出た2番・鈴木湧陽内野手(1年、松商学園)を3番・秋山俊外野手(3年、仙台育英)が右越え二塁打で返して先制、六、八回にも追加点を奪い、先発右腕・高木快大(はやと)投手(3年、栄徳)が3安打1四球4三振で完封し、2回戦進出を決めた。 高木は、「ベストではないけど、ゼロで抑えられたことが一番。8割ぐらい、真っすぐ。わかっていてもストレートが打たれないことが目標」 幼稚園の年長で始めた軟式野球を中学まで続け、練習会参加の呼びかけがあった栄徳高に進学。高3夏は愛知県大会4回戦敗退だったが、179センチ、77キロまで成長し、「プロが使うマウンドは初めてだったけど、硬いマウンドは好き」と今春の名城大戦で完全試合を達成している最速151キロ右腕は、笑みを浮かべながらこう振り返った。 敗れた日本文理大・中村寿博監督は、「かつて(苫小牧駒大の)伊藤大海(現日本ハム)といきなりぶつかった時のイメージ。精度がめちゃくちゃ高い(投手)」と脱帽だった。