マカオ税関、着衣や靴の中に隠す手口の密輸事案6日間で5件摘発…中古スマホ、CPU、たばこ発見
マカオ税関(マカオ税関)は7月3日、前月(6月)27日から同月2日までの6日間にマカオと外地との主要な陸路の玄関口となる2つのイミグレーション施設(關閘、横琴)の税関検査場で着衣や靴の中に隠す手口の密輸事案を5件摘発したと発表。 発見に至った密輸品の内訳は中古スマートフォン127台、CPU48個、紙巻きたばこ980本とのこと。中古スマートフォンとCPUはマカオから中国本土への密輸出、紙巻きたばこは中国本土からマカオへの密輸入だった。 いずれも無申告で持ち出しまたは持ち込みを企図し、税関検査場通過時の歩き方や様子に不自然な点があったことから呼び止めて調査したところ、物品の発見に至ったという。
上述の5件の密輸事案に関与した5人はマカオ居民及び中国本土居民(21~55歳)で、税関では全員を最高10万パタカ(約200万円)の罰金が課せられる対外貿易法違反で起訴済みとした。 目下、マカオ警察総局による指揮の下、各保安部門が地域社会の良好な治安環境の維持と保護を目的とした大規模取り締まり作戦「落雷2024」が展開中。税関でも水際における警戒を強化して臨んでおり、市民に対して物品の出入りに関する法令の遵守、また報酬を得て違法な運搬活動(いわゆる運び屋行為)に関与することがないよう累次の呼びかけを行っている。