定年退職したら退職金をめいっぱい使って「プリウス Zグレード」を買いたいです。独身で貯金も300万円あるのでいいでしょうか?
独身で貯金があっても、老後の生活や予想外の出費を考慮した資金計画が必要です。本記事では、定年後に退職金を使って高額な車を購入するという選択について、リスクとメリットを分析します。また、退職金の使い道や将来の生活設計をどう考えるべきか、車の購入が賢明かどうかを検討します。 ▼トヨタ「アル・ヴェル」は月々でいくらの支払いが必要? 返済額を試算してみた!
「プリウス Zグレード」の購入価格はいくらくらい?
定年時に多額の退職金が手に入るため、定年後は現役時代に購入できなかった高額な車を購入しようと考えている方もいるのではないでしょうか。 まずは、「プリウス Zグレード」の購入価格についてみていきましょう。 表1
出典:トヨタ自動車株式会社 トヨタ自動車WEBサイト「プリウス」を基に筆者作成(2024年10月現在) 「プリウス Zグレード」は、先進のハイブリッドモデルであり、力強い走りと低燃費の両立を実現した車です。予防安全パッケージやパーキングサポートブレーキなどが搭載されており、高い安全性能を誇るため、老後に乗る車としても安心できるでしょう。 プリウスにはさまざまなグレードが用意されており、Zグレードのスペックは最上位に位置します。
退職金の平均的な支給額は?
次に、退職金の平均額を把握して、プリウスが購入可能かどうかみていきましょう。 厚生労働省の「令和5年就労条件総合調査 結果の概況」によると、勤続20年以上かつ45歳以上の定年退職者における1人あたりの平均退職給付額は表2の通りです。 表2
出典:厚生労働省「令和5年就労条件総合調査 結果の概況」を基に筆者作成 学歴によって支給額が異なるものの、いずれも1000万円以上となっています。「プリウス Zグレード(プラグインハイブリッド)」を購入する場合には、500万円ほどの退職金が残る計算になります。
年金受給額と老後の生活
退職金を好きなことに使いたいと考える方も多いかもしれませんが、老後の生活についてもしっかりと計画しておく必要があります。ここからは、平均的な年金受給額についてみていきましょう。 表3