ディーラーで「ヴォクシー」の商談をしています。15万円のコーティングを提案されているのですが、必要でしょうか? カー用品店で「1万円」も出せばコーティング剤は買えると思うのですが、それだけの“メリット”はあるのでしょうか?
新車に限らず、中古車でもディーラーでの商談において「オプション」を提案されることが多々あります。その中でも高額な部類になるコーティングに、さほど費用対効果を感じられないという人もいるかと思います。 今回のケースでは、商談時に15万円のコーティングを勧められて悩んでいるとのこと。本記事では新車ディーラー勤務の経験がある筆者が、ディーラーでのコーティングとDIYでするコーティングの違い、商談時のアドバイスをつづります。 ▼トヨタ「アル・ヴェル」は月々でいくらの支払いが必要? 返済額を試算してみた!
ディーラーのコーティングはなぜ高い?
知っている人も多いかと思いますが、コーティングにかかる費用の大半は工賃です。 コーティングの種類にもよりますが、工賃が全体の半分以上を占めているものもあるほどです。 特にディーラーコーティングの場合、店舗のメカニックが施工するにしても外注するにしても高額な工賃を支払うことになるため、おのずとコーティング施工にかかる費用は高くなります。
ディーラーコーティングとカー用品店で買うコーティングの違い
カー用品店に行くと、数千円から1万円台でコーティング剤を買うことができますよね。しかも1つ買うと1回で使い切れない量の液剤が入っています。このコーティング剤を買えば、コスパが良いと感じられるでしょう。 しかし、ディーラーやお店でコーティングをしてもらうのと、カー用品店のコーティング剤を使うのとでは大きな違いがあります。それは“持続性”です。ディーラーなどで施工するコーティングの多くは5年保証をうたっており、車の保管状況などにも左右されますが、おおむね長期間、効果が持続します。 一方で、カー用品店で売られているコーティング剤は最長でも6ヶ月間くらいしか持続しません。もちろんディーラーでのコーティングはかけたら終わりではなく、こまめなメンテナンスが必要ですが、毎回のようにコーティングを施工しなくても効果が持続します。 こまめに車を洗ってコーティングをかける余裕があるのであればDIY施工でも問題ありませんが、日々の生活が忙しく車のメンテナンスに時間が割けないというのであれば、ディーラーでコーティングしてもらったほうが状態を維持できるでしょう。
【関連記事】
- ◆新車700万円のトヨタ「アル・ヴェル」が街中をバンバン走っている謎。みんなそんなに「高年収」なの? よく見かける理由について検証
- ◆車は「5年おき」に買い替えるのがお得? 10年乗る人とは「400万円」の差に!? メリットについても解説
- ◆車に「駐禁シール」が貼られたので、出頭して違反切符を切られた! 友人に「出頭しないと加算されないのに」と言われたけど、反則点数が加算されない場合もあるの? 2つの対応を詳しく解説
- ◆レンタカーの「禁煙車」で喫煙して「賠償金」の支払いを求められています…少しだけだったのですが、本当に支払わなきゃいけませんか?
- ◆車のバッテリー交換が「1万6000円」お得に!? JAFに頼めば「交換料0円」のお得な裏技を紹介