“七夕決戦”まであと3日 “戦略にも変化” 最終盤の東京都知事選
日テレNEWS NNN
次の“東京のリーダー”を決める東京都知事選の投開票日まで、あと3日です。選挙戦の裏側と、ラストスパートをかける候補者たちを取材しました。 ◇ 都庁すぐそばのホテル。 記者(東京・新宿区 2日) 「小池都知事が都内のホテルへと入っていきました」 この日、現職の小池氏が出席したのは完全非公開の“ある会合”。出席者が撮影した映像を見ると、多くの人が集まっています。そして壇上には、緑のたすきをかけ、身ぶり手ぶりで訴える小池氏の姿が。 東京都知事 小池百合子氏 「(2期8年の間)お支えいただきましたみなさま、心から感謝を申し上げます! 誠にありがとうございます!」 実はこの会合、自民党の東京都連が、主に自民党を支援する各種の業界団体らに呼びかけたもの。 自民党の東京都連は小池氏を支援していますが、会場のノボリや配られたビラには「自民党」の文字はありませんでした。 その理由について、自民党議員は… 自民党議員 「裏金事件の逆風もあり表立った活動はできない。ステルス支援だ」
こうした中、開かれた“非公開の会合”。 東京都知事 小池百合子氏 「首都防衛をしていきたい。皆さんどうぞよろしくお願い申し上げます」 選挙戦の最終盤、これまで“自民党色”を消していた小池氏自ら、“組織票固め”に動いた形です。 出席者は… 会合の出席者 「うまいやり方なんじゃないの。(出席者の)ほとんどは自民党支持者だから」 その小池氏は4日、幼稚園を視察するなど“公務を優先”しながらの選挙戦が続きます。 ◇ この現職・小池氏を追いかけるのは挑戦者の蓮舫氏。4日、朝の通勤時間帯、人通りの多い駅前でビラを配り、支持を訴えます。 選挙戦の終盤。蓮舫氏が強く打ち出しているのが…
前参院議員 蓮舫氏 「会いに来ました。会いに来てくれてありがとうございます」 「会いに来ました! 蓮舫です!」 繰り返しているのは“会いに行ける蓮舫”。 公務優先の小池氏とは対照的に、人が大勢集まる場所に出向いて“身近な存在”をアピールしています。 前参院議員 蓮舫氏 「動く形で“会いに行く蓮舫”をやろうと思ってます」 さらに“ある変化”も。 記者 「街宣車に自ら乗り込んで街を回っています」 これまであまり行ってこなかった選挙カーに乗った活動も本格化。 前参院議員 蓮舫氏 「ありがとうございます。ありがとうございます」 自ら“会いに行く”スタイルで追い上げを図っています。 ──小池氏との差別化やアピールの仕方は? 前参院議員 蓮舫氏 「“会いに行ける蓮舫”の一言に尽きると思います。(小池氏が)公務がお忙しいのは分かりますけど、私はひとりでも多くの皆さんに政策を届けたい」 ◇ 一方、蓮舫氏と同じく小池氏を追うのは、広島県安芸高田市の前市長、石丸伸二氏です。