五輪祝うため“全裸にペイント”して街中で撮影したモデルに批判殺到「さすがにこれはやりすぎ…」
パリ五輪が世界中から注目を集めている中、一人の女性がその熱狂に個性的な形で参加したようだーー。『プレイボーイ』の表紙を飾ったモデルが、パリの街中でほぼヌードにボディーペイントを施した姿で現れ、パリ五輪を祝福。フランス警察から事情聴取を受ける事態に発展した。 【写真・動画】パリの街中に現れた、ほぼヌードの『プレイボーイ』モデル。 今年6月、デンマーク版『プレイボーイ』表紙を飾ったラヴェナ・ハニーリーは8月上旬、オリンピック開催地のパリ市内のカトリック教会前でゲリラ撮影を実施。ほぼ全裸姿の彼女は、オリンピックを連想させる色とりどりのボディーペイントを身にまとい、パリ五輪を祝賀した。 イギリスの大衆紙『サン』によると、その理由は“オリンピックが象徴する団結と平和を表現する”ため。「アートは挑発し、疑問を投げかけ、インスピレーションを与えるものでなければならない」とラヴェナは主張している。 ラヴェナが自身のストーリーズに投稿した動画では、際どいショーツにレインボーの靴下とピンクのスニーカーのみを着用し、胸元には「Paris 2024」の文字、お腹にはオリンピックの輪が描かれている。堂々と階段でポーズをとる彼女に、観光客たちが驚く様子が映し出され、中には写真を撮る人々も見られた。その後巡回中のパトカーが現れ、警察から事情聴取と撮影の中止を求められたという。
「やりすぎ」と批判の声も...
この警察からの指示に対し、ラヴェナは「オリンピックの開会式では半裸で聖体拝領ができるのに、野外でアートを描いてはいけない理由が分からない」と非難。しかし、この彼女の大胆な行為には賛否両論の声が集まった。 「さすがにこれはやりすぎ」「わざわざカトリック教会の前で?場所を考えたほうがいい」といった批判的な意見がある一方、「ここまで本格的なオリンピックのペイントをしたことには拍手したい」「自分でこれ描いたのかな?」と評価する声も見られた。 彼女の行動に賛否は分かれるものの、少なくともその大胆さは多くの人々にインパクトを与えたことは間違いはないだろう。この行動はオリンピックの精神とどう結びつくのか、まだ答えは出ていないが、アートと公共の場での表現の境界線を改めて考えさせるきっかけとなったのではないだろうか。
文:大村朱里