『名字で“家族の絆”は…決まりますか?』記者が問う【選択的夫婦別姓】母の決断…父の思い。最新の世論調査では61パーセントが賛成するも根強い反対意見も【特集】
三栗谷記者 「いつか(夫婦別姓は)実現するんじゃないかな…みたいに思ったところはあった?」 三栗谷記者の母 「私はあった…もうずっとあった、今さらって感じもあるけれど、本当に(夫婦別姓は)実現してほしい。なぜ実現しないのか、意味が分からない」 私の母は“制度が導入されたら、必ずまた父と結婚する…”と話しています。 自分の両親への取材を通して“夫婦別姓”について、三栗谷記者がリポートしました。 長年、さまざまな議論がありながらも、なかなか実現に向けて進んでこなかった【選択的夫婦別姓】ですが、別姓を求める人は、想像以上に、私たちの身近にいるのだと思います。 特集の冒頭でもお伝えした通り、最新の世論調査では【選択的夫婦別姓】に対し、賛成の声が61パーセントとなっています。 しかし、次のような理由から、反対の声も根強くあります。 ◆《【選択的夫婦別姓】に対する反対意見》 ●姓が異なることで、家族が一体感を失う。 ●けじめのない、いい加減な結婚・離婚が増える。 ●姓の違いに子どもが戸惑い、健全な育成を妨げる。 ●別姓を認めることで戸籍制度に影響があり、社会保険や年金の制度を見直す必要が生まれる…など。 東京地裁では6月27日から【選択的夫婦別姓】を求める3回目の訴訟の、初めての弁論が開かれます。 “夫婦別姓”を求める人たちの声は、今度こそ司法に届くのでしょうか。
北海道放送(株)
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