フェラーリ史上初EVデザインを大予想...低価格路線ならハッチバックも!?
フェラーリは現在、ブランド史上初となるEVモデルを開発中だが、その量産型デザインを最速予想した。 価格でテスラと競争するなら、15万ドル(約2200万円)未満の製品を作る必要も 先日捉えたプロトタイプは、マセラティSUV「レヴァンテ」のボディとフェラーリ「ローマ」のヘッドライトを組み合わせ、さらに両モデルから暫定的なコンポーネントを調達したテストミュールだった。通常、テストミュールは、そのボディシルエットで生産されるかどうかは確実にわからないことを意味する。 フェラーリ初のBEVのスパイショットはこちら もしかすると、フェラーリは単にドライブトレーンをテストしているだけで、他のすべてのコンポーネントは暫定的なものにすぎない可能性がある。ただし、一部の情報では、クロスオーバーとハッチバックの融合したデザインという噂もあることから、早速KOLESA RUが制作した次第だ。その情報元によると、ブランド初のEVは、4人乗りのクロスオーバーになり、ポルシェ「タイカン」やメルセデス「EQS」ではなく、デザイン上では、キア「EV6」との戦いにふさわしいとさえ言う。 フロントエンドは、プロサングエにインスパイアされたヘッドライトを装備、スポーティなノーズが確認できる。側面では分厚いサイドスカートを備えるほか、フラッシュマウントドアも見てとれる。後部では、寝かされたリヤウィンドウ、ルーフスポイラー、スリムなLEDテールライトを備えているようだ。 プロトタイプを撮影したカメラマンによると、キャビン内では、ステアリングコラムにプロサングエ風のパドルシフターがあるほか、フルデジタルインストルメントクラスターも見えたという。 さて、エクステリアの話題に戻るが、コンパクトクロスオーバーのようなデザインという話がある一方、「プロサングエ」や「12チリンドリ」をベースにするという話も入っており、やはり最終デザインはプロトタイプが完成するまでは断定出来ないだろう。 気になる価格だが、50万ユーロ(約7800万円)を超え、実質的にニッチな製品になることが伝えられている。同社は今夏、マラネッロに「Eビルディング」という、内燃機関(ICE)やハイブリッドモデルと並んで電気自動車(EV)を製造するための新しい施設を公開、V6、V8、V12エンジンと同様に、これらの新しい車両の電気モーター、バッテリー、車軸は自社で製造されることが確定している。しかし、価格に関しては不確定という情報もあり、もしも価格でテスラと競争するならば、15万ドル(約2,200万円)未満の製品を作る必要がある。そうなればハッチバックや、クロスオーバースタイルの可能性も浮上してくるだろう。
APOLLO