立民・辻元清美氏、石破首相に〝愛のムチ〟「評論家総理で終わるのか」「一人スマホ不安」
その上で、辻元氏はやや批判のトーンを弱める。
「石破総理と私は20年以上にわたって建設的な議論をしてきた。だから、石破さん、苦労して、総理になったとき、私ちょっとうれしかったんです」
自席で資料をめくっていた首相も少し吹き出したようだったが、辻元氏は最後、こうたたみかけた。
「ところが今、『正論石破』の精彩を欠き、まるで別人になったように見える。残念だ。果たして、ただの評論家総理で終わってしまうのか」
答弁に臨んだ首相も「ご示唆、配慮に富んだ質問をちょうだいした。恐縮であります」と切り出した上で、「議員になることも閣僚になることも(首相になることも)、すべて手段であって目的ではない。湛山先生がおっしゃいます所のつまらない政治家とならないよう、よく自戒してまいります」と結んだ。(奥原慎平)