堺正章、ミッキー吉野&シシド・カフカと異色の合体! 〝生涯最後〟のバンド『堺正章 to MAGNETS』結成「自分にはまだやるべきことがある」
タレント、堺正章(78)が〝生涯最後〟のバンド「堺正章 to MAGNETS」を結成したことが8日、分かった。自ら声をかけロックバンド、ゴダイゴのキーボード、ミッキー吉野(72)、ドラマーのシシド・カフカ(39)を招集。2025年2月1日に東京・赤坂のビルボードライブ東京でデビュー公演を行う。3人は都内でサンケイスポーツなどの取材に応じ、バンドにかける思いを語った。 【写真】1967年、ザ・スパイダース時代の堺 もう一度、バンド活動に情熱を-。希代のエンターテイナーである堺が、60年以上にわたる芸能生活で培ったエネルギーを歌声に乗せる。 「近年、友達や同世代で亡くなる方が多くて孤独感が芽生えちゃった。仲間を募り、何かしらの共通項を持ってやれたら輝けるのではないか。何度もスタートを切れる人生の喜びを味わいたい」 全ては堺の一言から始まった。「生涯最後のバンドをやりたい」。旧知の仲であるミッキーに熱い思いを伝えると、快諾された。「われわれにないエネルギーを持っている人を」とカフカにも声をかけ、異色の3ピースバンドが誕生した。 バンド名は、音楽という共通性を持った3人が年齢やジャンルの垣根を越え、磁石のように引き寄せ合ったことに由来。豪華な顔ぶれだが、堺は「オールスターキャストと言われないように力をつけたい」とパフォーマンス勝負を宣言した。 16歳でザ・スパイダースに入り、1965年に「フリフリ」でデビュー。70年に解散後はソロで「街の灯り」(73年)などがヒットした一方、日本テレビ系「紅白歌のベストテン」(69~81年)や「ザ・トップテン」(81~86年)で司会業も本格化。「紹介される側から、する側になり寂しさを40年感じていた。また紹介される側に移れたら」と誓う。 来年2月1日のデビュー公演が門出。「4割がオリジナル曲、6割がカバー曲でいけたら」。日テレ系主演ドラマ「西遊記」シリーズ(78~80年)でゴダイゴが歌ったオープニング曲「Monkey Magic」などを披露する予定だ。 「自分には、まだやるべきことがあるという証しが『MAGNETS』。みんなを包み込むような音楽を作り得たら、日本の音楽シーンがまた展開するんじゃないか。夢のような話だけど、そこまで到達できたら」