Mrs. GREEN APPLE、日本レコード大賞史上初の快挙! 「ライラック」でバンド連覇達成
第66回日本レコード大賞(主催・日本作曲家協会)の最終審査会が30日、東京・新国立劇場で行われ、優秀作品賞10組から2015年デビューの3人組バンド、Mrs. GREEN APPLE(ミセス・グリーン・アップル)の「ライラック」が大賞を受賞。レコ大66年の歴史で、バンドでは初の連覇を達成した。 【写真】日本レコード大賞最優秀新人賞に選ばれたマルチクリエイター、こっちのけんと 年末の風物詩であるレコ大の大賞発表。連覇の瞬間、ボーカル・ギター担当の大森元貴(28)、ギターの若井滉斗(28)、キーボードの藤澤涼架(31)は肩を寄せ合って喜びを分かち合った。 バンドでは過去に米米CLUB、Mr.Children、サザンオールスターズなどが大賞を受賞したが、バンドの連覇は1959年の第1回から史上初の快挙。連覇自体は2017、18年の乃木坂46以来、6年ぶりとなった。 ポップなサウンドとさわやかな歌声で人気のミセス。青春のきらめきや迷いを疾走感あふれるサウンドに乗せて歌う受賞曲「ライラック」は4月にリリースされた。テレビアニメ「忘却バッテリー」のオープニング曲にも起用され、ストリーミングの累積再生数は3億6000万(オリコン集計)を突破。昨年の大賞曲「ケセラセラ」より速い約6カ月での3億超えはミセス最速で、文句なしの連覇となった。 今年は「ライラック」から5カ月連続で新曲をリリースするなど意欲的に創作活動を展開。「オリコン年間ランキング」の「アーティスト別セールス部門デジタルランキング」では73・0億円を記録し、同ランキングで初の1位を獲得した。 内訳では「ケセラセラ」や22年リリースの「ダンスホール」なども引き続き好調。バンドとしての総合力も際立ち、大みそかの「第75回NHK紅白歌合戦」(後7・20)で2年連続2度目の紅白出場も決めた。 一方、ライブでは7月に横浜、神戸でバンド初のスタジアムツアーを開催。来年はデビュー10周年で、同2月にはバンド初の韓国単独公演、同7月には横浜で10万人規模の2日間ライブを開催する。25年はビッグプロジェクトなどを通じてファンに連覇の感謝を伝えながら、各世代から愛される国民的バンドへと成長する。 ◆大森元貴のコメント 「今年はたくさんいろんなことを勉強させてもらった年だったので、すごく胸がいっぱいです。(5カ月連続での新曲リリースは)本当に作家として真価を問われているというか、自分自身で決めたことなんですけど、本当に有意義で。メンバー、スタッフにも支えられて、本当に楽しい1年でした」