原発の建設・再稼働要望 東電、東北電に 青森・東通村長
青森県東通村の畑中稔朗村長は25日、東京電力ホールディングス(HD)本社を訪れ、同村での原発建設工事を早期に再開するよう求める要望書を提出した。 工事停滞で地元企業の廃業などが進んでおり、配慮を求めた。畑中村長は、稼働停止中の原発がある東北電力も訪ね、早期の再稼働を求めた。 東電HDの小早川智明社長は「少しでも早く見通しを示したい」と応じた。畑中村長は会談後、記者団の取材に応じ「事業者が先を見通せなければ設備投資、先行投資ができない」と強調した。東電HDが同村で計画している原発は2011年3月の東日本大震災後に建設が中断。東北電の原発は再稼働を目指すが、安全対策工事の完了時期の延期を繰り返している。