関脇貴景勝が現役引退 優勝4度、横綱の夢ならず
日本相撲協会は20日、元大関で西関脇貴景勝(28)=本名佐藤貴信、兵庫県出身、常盤山部屋=の現役引退と年寄「湊川」襲名を理事会で承認し、発表した。今後は常盤山部屋で後進を指導する。秋場所は3日目から休場して2桁勝利を逃し、1場所での大関復帰が消滅していた。大関在位30場所で優勝4度。横綱昇進の夢は果たせなかった。 師匠の常盤山親方(元小結隆三杉)によると、18日夜に本人から申し出があったという。21日に記者会見を行う。28歳1カ月での引退は、昭和以降昇進で最高位が大関の力士では2番目の若さ。近年は首の痛みに悩まされていた。