【NFL】ケンカは容赦しない姿勢をチームに示すペイトリオッツHCメイヨ
ニューイングランド・ペイトリオッツのヘッドコーチ(HC)として初めてのシーズンを迎えるジェロッド・メイヨが、合同練習中のケンカには厳しく対処する意向を示している。もし先発選手がもめ事を起こせば、プレシーズンの試合にフル出場することになり、ポジション争いをしている控え選手であれば、チャンスを失うことになるという。
現地13日(火)、ケンカが起きた場合に対処法はあるかと聞かれたメイヨHCは、明確なアプローチを説明した。
「もちろんだ。だって、本番の試合でケンカはしないだろう?」とメイヨHCはチームの記者団に述べ、こう続けている。
「実際の試合でケンカをしたら、罰金を科せられたり、退場させられたりする。ここでも同じだ。私から選手たちに伝えたいのは、もしここでケンカをしたら、先発ならプレシーズンの試合にすべてフル出場することになるし、先発でないなら一切出場させない。それが私の考えだ」
ペイトリオッツは火曜日にフィラデルフィア・イーグルスと合同練習を行った。
メイヨHCがペイトリオッツのラインバッカー(LB)コーチを務めていた昨シーズン、グリーンベイ・パッカーズとの合同練習では激しいぶつかり合いが起きていた。今年はそういった小競り合いを避けるため、他のチームとは複数日ではなく1日限りの練習を組んでいるようだ。
「1日だけ一緒に練習して、あとはシーズン中に対戦するのがベストだと思っている」とメイヨHCは述べている。
「“なぜ2日間やらないのか?”という声もあるが、私がこれまで見てきた限りでは、2日目になると荒れる選手が増える。動画を見返してみると、みんな“こんなことは覚えていない”と言うのだが、翌日には何かしらが勃発する。それを避けたい。われわれはフットボール選手であって、ファイターではない。それがチームへのメッセージだ」
メイヨHCのメッセージは明確だ。自分の選手たちにはケンカをさせない。選手たちもそのメッセージを受け止めているようで、火曜日の練習でのケンカは報告されていない。
ペイトリオッツは木曜日に2戦目となるプレシーズンゲームをイーグルスと行う。