エンブラエル、南アにC-390提案 経年機置き換え
エンブラエルは現地時間9月25日、南アフリカ共和国で18日から22日まで開かれたアフリカ航空宇宙防衛エキスポ(AAD)に、双発の中型輸送機C-390「ミレニアム」を出展したと発表した。 【写真】エンブラエルKC-390の機内 南アフリカ国防軍が運用している経年機の置き換えを提案。C-390の南ア飛来は2度目となった。今回はシリル・ラマポーザ大統領らに披露し、C-390の優位性をアピールした。 C-390の最大ペイロードは26トン、航続距離は26トン搭載時が2000キロ(1080海里)、フェリー時が6241キロ(3370海里)、最高巡航速度はマッハ0.80(470ノット)で、貨物や物資、部隊の輸送、捜索救助など、多目的に運用できる。ロッキード・マーチンのターボプロップ戦術輸送機C-130「ハーキュリーズ」の置き換えなどで採用が進んでいる。 これまでにエンブラエルの母国ブラジルのほか、ポルトガル、ハンガリー、オランダ、オーストリア、チェコ、韓国が選定している。
Tadayuki YOSHIKAWA