「情熱がなくなったら自分で身を引く。それまでは」クロアチア英雄モドリッチ、39歳誕生日前日に圧巻FK弾! 監督は「まるで25歳」
「この歳になると、何かを予測するのは難しい」
黄金の右足が炸裂した。 現地時間9月8日に開催されたUEFAネーションズリーグ・リーグAグループ1の第2節で、クロアチアはロベルト・レバンドフスキを擁するポーランドとホームで対戦。ルカ・モドリッチの決勝点により、1-0で接戦を制した。 【動画】輝きは増すばかり!モドリッチが38歳最終日に芸術的なFKゴール 値千金の一発が飛び出したのは、ペナルティエリア手前の好位置でFKを獲得した52分。翌日に39歳となるキャプテンは、絶妙なコントロールショットをゴール左隅に叩き込み、クロアチアに歓喜をもたらした。 UEFAの公式サイトによれば、1日早く30代最後の誕生日を自ら祝ったモドリッチは、試合後のインタビューで「間違いなく重要な勝点3だった」と手応えを示した。 「自信のためにも勝つ必要があった。4試合勝利がなかったから、これはとても重要だった。満足すべきだね。久しぶりにフリーキックから得点できて嬉しい。スロバキア戦でもあったけど、あれは運が良かった。まあもちろん、ゴールも嬉しいけど、勝利はもっと嬉しい」 キャップ数は180に到達。200という数字も見えてきた今、2006年3月に刻んだ初キャップを改めて振り返った。 「この節目を迎えられて誇りに思うし、幸せだ。こんなに長くプレーするなんて想像もできなかったよ。初出場は夢のようだった。そして今、チームが新たな勝利を達成するのを助けるために、まだここにいられて嬉しく思う。この歳になると、何かを予測するのは難しい。僕らは一戦一戦を大切にする。情熱がなくなったら、誰に言われるまでもない。自分で身を引くよ。それまでは、僕はまだここにいる」 もっとも、指揮官はまだまだ共に戦う気満々だ。2017年から率いるズラトコ・ダリッチ監督は「ルカの戦い方、タックルの仕方はまるで25歳のようだった。彼のパフォーマンスや身のこなし方を見れば、我々と長くプレーできるだろう」と絶大な信頼を寄せた。 40歳を超える2年後の北中米ワールドカップでも、モドリッチの姿を見られるだろうか。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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