老後も年4%で運用できる場合、年金以外の資金がいくらあれば生活費として足りますか?
まとめ
本記事では、老後資金を運用しながら取り崩していくことを想定し、年金以外の資金がいくらあればよいのかについて検証しました。具体的には、「老後資金を利率(年率)4%で複利運用しながら、毎月2万2010円を35年間取り崩していったときに必要な金額」について計算しました。また、複利運用する際の利率(年率)を「2%」「1%」とした場合についても計算しました。 検証の結果、必要な原資は図表1のとおりとなりました。 図表1
筆者作成 当然のことですが、いくら取り崩すのか、期間を何年とするのか、利率(年率)をどれくらいと想定するのかにより、計算結果は異なります。しかし、これらの条件をそろえることができれば、必要な原資を求めることができます。その際には「年金現価係数」という係数を用いて計算します。 本記事で検証した数字は、あなたの考えるプランとは一致しないかもしれません。しかし、同じように計算することで、あなたの求める金額を算出することはできます。本記事を参考に、ご自身の状況にあった原資を試算してみてはいかがでしょうか。 出典 総務省統計局 家計調査 家計収支編 総世帯 表番号9 2022年 執筆者:中村将士 新東綜合開発株式会社代表取締役 1級ファイナンシャル・プランニング技能士 CFP(R)(日本FP協会認定) 宅地建物取引士 公認不動産コンサルティングマスター 上級心理カウンセラー
ファイナンシャルフィールド編集部