藤井聡太八冠(21)が幼少期に遊んでいた おもちゃ「キュボロ」とは 「モンテッソーリ教育」で育った藤井八冠
CBCテレビ
(若狭敬一キャスター) 私が常々思うのは、どうやったら藤井聡太八冠のような人を育てられるのか。子育て世代として「どんな塾に行かせるべきか」とか「どんな習い事をさせるべきか」とか色々と考えるんですが、藤井八冠が将棋を始めたのは、何歳ぐらいだったのでしょうか? 【写真を見る】藤井聡太八冠(21)が幼少期に遊んでいた おもちゃ「キュボロ」とは 「モンテッソーリ教育」で育った藤井八冠 (大石邦彦アンカーマン) 5歳なんですよ。おばあちゃんから教わったんですが、おばあちゃんは自分と対局してくれて暇つぶしになればいいかなぐらいの気持ちだったそうです。 (若狭キャスター) アスリートの人たちの場合3歳ぐらいからということもありますが、将棋は駒の進め方が分からないといけないですから、5歳ぐらいから始めるというのがスタンダードなのかもしれないですね。 ■詰将棋のレベルが高すぎて…先生は「カンニングした」と勘違い (大石アンカーマン) 他のプロ棋士について調べてみましたが、やはり4~5歳ですね。藤井八冠は5歳で将棋を始めて、7歳で将棋教室で先生に教わるんですが、その段階で詰将棋(つめしょうぎ)がどれくらいの腕前だったかというと、7歳の段階でプロレベルの才能を持っていたと。 その先生に聞くと、そんな人は世の中にいないから、最初はカンニングしたなと思ったんだそうです。でも「そうじゃない、この人は自力でやっている」っていうのを見てびっくりしたと。しかし、その1年後の小学2年生の時はプロの棋士と対局して、プロの棋士が皆口々に「彼は天才だよ」って言っていたそうです。 2年でプロレベルの詰将棋、3年でプロに天才と言わしめた、すごいですよ。 (若狭キャスター) 成長曲線が尋常ではないということですね。藤井さんは、どういう育てられ方をしたのかも、すごく興味がありますね。中でも「モンテッソーリ教育」がキーワードだという話を聞いたんですが。 (大石アンカーマン) そうなんです。マリア・モンテッソーリという人の教育法で、子供には自立発達していこうとする力があって、それを伸ばすために、まず子供を観察する。子供がこちらの道を行きたいなと言ったときは、その方向に環境を整えてあげるという教育法らしいんですが、それをやっていたということなんですね。