チョコ工場と周辺の地名「北海道当別町ロイズタウン」に変更…人気土産にあやかり知名度アップ狙う
北海道を代表するチョコレート「ロイズ」の生産工場がある当別町は来年4月、工場と周辺の地名を「ロイズタウン」に変更する。生チョコレートを始め、北海道土産として人気を誇るロイズにあやかり、町の知名度アップを狙う。 【地図】企業にちなんだ全国の「カタカナ地名」一覧
地名が変更されるのは、いずれも同町ビトエ、当別太の一部計約10ヘクタール。工場の住所「当別町ビトエ640の15」は「当別町ロイズタウン1の1」になる予定だ。
町は札幌市に隣接するベッドタウンとして発展してきたが、めぼしい観光スポットがなかった。菓子製造会社ロイズコンフェクト(札幌市)は1999年に同町に工場を開設。2022年には、同社と町が要望し、費用も負担して工場近くにJR札沼線ロイズタウン駅が開業した。米国のチョコレート大手ハーシーの工場を中心に様々な施設ができ、街が発展したペンシルベニア州ハーシーを参考に「タウン」構想が持ち上がった。今月10日の町議会で地名変更の関連議案を全会一致で可決した。
当別町の後藤正洋町長は、「町内の観光振興、経済活性化につながることを期待する」とコメントした。
企業名などにちなんだカタカナ地名は大阪府池田市ダイハツ町など各地にある。