中野はお盆の優勝エンジンをゲット。今期勝率は６・７３と初のＡ１昇格に意欲満々だ

◆ルーキーシリーズ第１２戦スカパー！・ＪＬＣ杯（２日・ボートレース蒲郡・初日） 　中野　仁照（２２）＝愛知（蒲郡９Ｒに出走） 　愛知の秘密兵器がベールを脱ぐ。デビューから５期間は４点台に乗せるのが精いっぱいだったが、６期目の前期には５・６１を残してＡ２に昇格。今期は６６走して６・７３と成長著しい。「（５期目に）Ｆ２になって自分を見つめ直しました。いろいろなところが足りないなと。たくさん練習へ行ったし、スタートの質とターン力を身に付けようと取り組んでいます」と現在進行形ではあるが、現時点でも目に見えて成果に現れている。 　勝率アップの要因として、レースでの大敗が激減した。「道中の走る位置を勉強しています。６着を減らそうと思って意識しています」との言葉通り、毎期２０本以上の６着があったが、前期は５本に減少。今期はまだ１回も取っていない。全てのことがかみ合い始めている。 　今節手にした２４号機は、池田浩二がお盆開催で優勝したエンジン。「下がっていたし、良くはなかったけど、回転が上がり出すかもしれない。ペラは池田浩二さんを信頼して、この辺で行きたいです」とコンディションの変化に期待していた。「ここまで来たらＡ１を意識していますし、その意味でも地元の今回は気合が入っています」と力こぶ。当地は昨年２月以来で、まだ当時は覚醒前だった。今シリーズは蒲郡のファンに雄姿を魅せつける。（太田　和良）