たかがバッテリー上がりやガス欠対応で10万円……ってマジか! いま「ぼったくりロードサービス」のトラブルが急増中
とにかく慌てないことが肝心
こうしたトラブルに巻き込まれないためにはどうすればいいのか。 第一に、クルマが故障したらJAFか保険会社に連絡する。JAFのロードサービスは会員向けのサービスだが、入会していないユーザーでも有料でサービスを受けることが出来る。 非会員の費用の目安は、バッテリー上がりが2万1700円。パンクが2万5630円。キー閉じ込みが2万5630円。事故車の牽引が2万7700円~で、JAFでもJAF以外のロードサービスでも、価格的にはこのぐらいが標準。 日頃から付き合いのあるディーラーや整備工場、ガソリンスタンドは別として、いままで縁もゆかりもなかったネットで見つけたロードサービスがこれより格安の値段を表示していたら、まずその時点で「レスキュー商法」、「悪質ロードサービス」だと疑ったほうがいい。 ちなみにJAF会員なら、上記のサービスは無料(レッカーは20kmまで無料)。 自動車保険のロードサービス特約も似たようなものだ(詳細は保険会社か契約書を確認)。 また、困ったときはひとりで解決しようとせず、ネットで検索する前に、クルマに詳しそうな家族や友人に相談しよう。なぜなら、突然のトラブルで頭が真っ白になり、JAFや自動車保険のロードサービス特約のことを忘れてしまっていることも大いにあり得るからだ。とりあえず、落ち着いている第三者からアドバイスをもらうことも大切。 もし、ネットでそれらしいロードサービスを見つけた場合、サイト等の表示や電話で説明された料金を鵜呑みにしないこと。 そして、もしも請求された金額や作業内容に納得できない場合は、きちんとした説明を求めること。万が一、トラブルになったときには、消費者ホットライン「188(いやや!)」番(最寄りの市町村や都道府県の消費生活センター等をご案内する全国共通の3桁の電話番号)に相談を。 くれぐれも悪質ロードサービスには気をつけて!
藤田竜太