WBC観客動員34%アップも残る問題。ヤ軍監督は春夏分離開催を提唱!
記事によると、ジラルディ監督は、WBC大会の開催時期を現行よりも少し遅らせ、1次ラウンド、2次ラウンドだけを行い、そこから時間を空けて、ハイライトとなるWBCの準決勝と決勝は、夏のオールスター休みを延長させて行うのがいいのでは? と考えているという。 春夏分離開催案だ。 「シーズンの試合を3試合少なくするか、3日早くシーズンを始めるというのはどうか。オールスターの週の火曜日に(準決勝を)プレーして、決勝を水曜日にする。木曜日は、オールスターの練習日とし、(球宴は)金曜日にする。土日は休みにして月曜からシーズンを再開すればいい」 ジラルディ監督は、まだ投手陣の肩ができあがっていないこの時期に試合日程を詰めて、WBCを開催することに不安があるという。 「もしかしたら、チームは(7月に大会をすることは)もっとリスクがあると考えるかもしれないが、トミー・ジョン手術は、他の時期よりも4月に起こりやすい」とも話している。 マンフレッドコミッショナーは、東京ラウンドでの記者会見で、「開催時期についてもメジャーのレギュラーシーズンのからみがあって変更は難しいが、今後、再考を検討しなければならない」ともコメントしていた。 また米CBSスポーツは、WBC大会でここまでに学んだこととして、延長11回のタイブレークをメジャーリーグが導入することについては反対と書いた。 「延長でのタイブレークがマイナーリーグで試験的に導入されるが、マンフレッドコミッショナーがマイナーだけと言ってくれたことに感謝する」と皮肉めいた表現。 執筆したマイク・アクシサ記者は、「走者一、二塁でイニングを始めることは、ロードチーム(先行)が有利になるように感じる。それに完全に試合の流れを壊すものだ。延長というものは、サスペンスと緊張があるものだが、それが台無しになる。ここまでのラウンドで、日本とオランダ、ドミニカ共和国とコロンビアで2度あったが、私はもうこれを見たくはない。なぜ、この規則が存在しているかは理解しているが、メジャーリーグに導入して欲しくない」と、日本が延長11回にタイブレークでオランダを倒した試合も例に出して(この試合も日本が先行だった)、タイブレークがメジャーでも導入されそうな流れにも釘を刺した。 いずれにしろ、WBCのさらなる発展には、まだまだ改善しなければならない点は山積みのようである。