J1アビスパ福岡 選手会が博多人形絵付けに挑戦 宮大樹選手会長「新たな一面探して」 売り上げで子ども支援へ
J1アビスパ福岡の選手たちが、福岡市の雁の巣球技場で「博多人形」の絵付けを体験した。福岡の子どもたちを笑顔にすることを目的にした選手会の取り組み「smile(スマイル)プロジェクト」の一環。博多人形伝統工芸士の小副川太郎さんに教わりながら、全選手がユニホーム型ら8種類の素焼きされた作品「Avispaおはじき」に個性を生かして絵付けした。 ■選手が仕上げた博多人形絵付け作品【写真】 作品は14日に町田戦が行われるベスト電器スタジアム(福岡市)で、15日は筥崎宮(同市)でそれぞれ展示。後日チャリティーオークションに出品し、収益はスマイルプロジェクトの活動として子どもたちをホームゲームに招待するほか、子ども病院や九大病院に入院する子どもたちと交流する活動資金などにも使われる。 選手会長の宮は「博多の伝統工芸を知ってもらい、子どもたちに笑顔も届けたい。僕たちの試合も見にきてほしい。いろんな思いが積み重なっています」とコメント。絵馬に「宮ですぅ」と描いた自身の作品を見ながら「毎年自分ってちょっと芸術のセンスがないなと思い知らされます」と苦笑いしつつ「みんないろんな個性があってすごく面白い。サポーターの人に知ってもらい、新たな一面を探してもらえれば」と願った。 ウェリントンは母国ブラジルの国旗で使っている黄色と緑色、青色で描いた絵馬を作製した。「やっぱり故郷は忘れちゃいけない。でも手が大きいので慣れないよ、みんな器用で出来栄えがすごい!」とチームメートの作品に驚嘆。「こういうアイデアはすごくいいと思う。あとは僕たちがピッチで結果を残せば自然と人がより多く集まってくる」と14日の町田戦へ気合を入れ直した。 展示の詳細はアビスパ福岡の公式サイトで確認できる。オークションの詳細は後日発表される予定。