新弟子二次検査受検者「第1号」に元村康誠…小学生時代に体重が2倍以上の相手に勝利し話題に
日本相撲協会は17日、大相撲夏場所(12日初日、東京・両国国技館)の新弟子二次検査(19日)の受検者を発表し、元村康誠(佐渡ケ嶽)の1人が申し込んだ。佐賀・武雄市出身の15歳は、2019年の子ども相撲大会「白鵬杯」で、体重が2倍以上の大柄な相手に粘り勝つ様子が話題となった。 相撲協会は昨年9月の理事会で、新弟子検査の体格基準を事実上撤廃することを決定。身長167センチ、体重67キロ以上(春場所受検の中学卒業見込み者は165センチ、65キロ以上)の体格基準に満たない志望者は基準の対象から外れた上で、運動能力テストも行う二次検査を実施することになった。今回が同検査導入後初の受検者となる。 なお、かつてはこれと類似した制度の「第2新弟子検査」が実施されていた。173センチ、75キロの当時の体格基準には満たないものの、167センチ、67キロ以上あり、運動能力検査で基準を満たせば合格できる制度だった。ただ体格基準が167センチ、67キロ以上へと緩和されたことに伴い、12年春場所の検査を最後に廃止されていた。第2新弟子検査出身の主な関取には元関脇・豊ノ島や元幕内・照強らがいる。
報知新聞社