思わず手帳にメモした一言が100万円に!?第29回「手帳大賞」が応募受付中!これからの手帳の在り方とは?
29回目となる「コトバとアイデア」のコンテスト「手帳大賞」が2024年9月1日(日)~2025年4月30日(水)まで応募受付中。手帳の新しい未来をつくる賞として、進化を続けている「手帳大賞」について担当者に話を聞いてみた。 【画像】受賞作品は日めくりカレンダーに掲載!2025年版はこちら ――29回目を迎える「手帳大賞」ですが、意図や狙い、目的、ターゲットなどについて教えてください。 高橋書店には「手帳は、使う人の毎日の暮らしに役に立つ存在であってほしい」という願いがあります。実際に手帳を活用してくださっている手帳ユーザーの方々と一緒に創るコンテストとして続けているのがこの手帳大賞で、手帳メーカーとして、手書きの文化、手帳の文化を後世にずっと残していきたいという願いも込めています。応募に必要な資格はないため、どなたでもご応募いただけます。 ――「手帳大賞」のイチオシのポイントを教えてください。 名言大賞は、手帳にふと書き留めた言葉が100万円になるチャンスです。また、上位365作品については、すてきなイラストを添えて日めくりカレンダーに掲載させていただいており、掲載した方には1部お送りしております。 ――「手帳大賞」のアイデアはどのようにして生まれましたか?また、その実現に向けて苦労した点などあればそれをどうクリアしたか教えてください。 「手帳に書き溜めたいろいろなことを発表する場が欲しい」というお客様の声を受けて手帳大賞はスタートしました。実は第7回まではエッセイを募集していたのですが、もっと気軽にたくさんの方にご応募いただきたいとの思いから、第8回より「身近な人の言った名言・格言」を募集しています。 ――今までの「手帳大賞」受賞作で特に印象に残っている作品があれば、その理由とあわせて教えてください。 第12回の大賞作品の「努力したら、できるように産んである!」です。作品の背景は「高校入試を目前にしたある日。伸び悩む成績表を前に『なんでもっと頭良く産んでくれなかったのか・・・』とぐちをこぼした私に、母がキッパリと言い切った言葉です。何も言い返せませんでした。その後、母を信じてひたすら努力し、2ランク上の高校に奇跡的に合格!現在私も小学生の娘をもつ母となり、この言葉を使わせてもらっています(笑)」とのことです。誰しも一度は自分のできないことを親のせいにしてしまったことがあるはず…。自分の努力は十分であったのかと、自分に問いかけたい言葉です。いつかその場面が来たら、自分の子どもに言おうと温めている言葉でもあります。名言大賞の名言とは、このように日々の暮らしの一場面で出会うひと言であり、この手帳大賞を通じて多くの方と共有し、さらに皆さんの日常のなかで広まっていくというのが醍醐味であると思います。 ――手帳市場の、現在とこれからについて、貴社の考えを教えていただけますか? デジタルツールの発展により、手帳は廃れていくのではという声も聞かれます。しかし、今や手帳は予定だけを管理するものではなくなりました。ライフログをつけたり、自分の頭や気持ちを整理したり、目標を立てて実行するツールであったりと、人々の生活や生き方の多様化に合わせて、手帳の在り方も多種多様になってきたように思います。お客さまのニーズに合わせて、レイアウトやデザインはもちろん、付録やサービスなども変化し、より多くの方の生活や人生に寄り添っていくパートナーのような存在でありたいと考えています。2025年版は、二次元コードから閲覧できるWEB版付録を拡充し、10月1日からの「新郵便料金表」や「オリンピックの記録」など最新の情報を提供できるようになりました。公式オンラインショップでは、名入れサービス(有料)やカバーの着せ替えサービス(無料)をはじめ、ここでしか購入できない限定商品もございます。 ――読者へのメッセージをお願いします。 次の100万円を手にするのはあなたかも!?「この人いいこと言うなぁ」と、思わず手帳に書き留めたくなった、身近な人の名言・格言を大募集中です。応募締め切りは、2025年4月30日(水)。お一人さま何件でもご応募いただけます。たくさんのご応募お待ちしております!また、2025年版1月始まり手帳も好評発売中です。ぜひ、お気に入りの手帳をさがしてみてください。 ■手帳大賞詳細 ■名言大賞 思わず手帳にメモした「忘れられないひとこと」を大募集! ふとした会話の中で相手が言ったひとことに「うまいこと言うなぁ」と思ったことがあるのでは?そんな身近な人の名言を募集中。 大賞1点100万円、特別賞3点各20万円、優秀賞数点各10万円 上位365作品は、高橋書店より毎年発刊の『名言・格言日めくりカレンダー』にも掲載。 ■アイデア大賞 実際に商品化することを前提とした手帳・日記・家計簿の斬新なアイデアとその企画意図、もしくはあなたが考案した手帳・日記・家計簿の画期的な使い方を募集中。 最優秀賞1点賞金50万円+商品化、優秀賞数点賞金各10万円 デジタルツールが普及したことで、より手書きの温かみを感じる人が増えているのではないだろうか。身近な人の素敵な一言を手帳に書き留めて、ぜひこの機会にシェアしてほしい。 文=岸遥南