球児たちへエールを送った「ねぐせ。」の（左から）しょうと、りょたち、なおと、なおや

　４人組バンド・ねぐせ。が、テレビ朝日・ＡＢＣ系「熱闘甲子園」のテーマソング「ずっと好きだから」を歌うことが１３日、分かった。同曲は「ＡＢＣ　夏の高校野球応援ソング」にもなる。このほどメンバー４人が熱戦の舞台となる甲子園球場で取材に応じ、楽曲に込めた思いを語った。 　２０２０年８月に名古屋で結成された、ボーカル＆ギター・りょたち、ベース・しょうと、ドラム・なおと、ギター・なおやの４人組。２０２２年、楽曲がＴｉｋＴｏｋで大きな反響を呼び、若年層を中心に支持を獲得し、６月には日本武道館単独公演を控える。 　楽曲を手がけたりょたちは「今までは人のマイナスな感情を一緒になって支えるような曲を書いてきたが、応援歌、ということで、背中を押してあげられるように」と、意図を説明。「楽しいことばかりじゃなくて、悔しいことがあっても続けられるのは好きだから。続けていく事って一番難しいですから」と、球児への強いリスペクトを口にした。 　りょたち自身、元高校球児の父の影響もあって小１で野球を始めたが、「下手過ぎて半年もたたずに辞めてしまった」。ひじの故障で夢を諦めた父に代わって甲子園までたどり着き、「父親のためにも良い曲を書こう、という気持ちがありました」と、笑う。 　ねぐせ。の４人がファンと作り上げるライブの空気感に「衝撃を受けた」という番組の有村貴紀プロデューサーは「高校野球という普遍的なものにストレートにぶつかってくれる」と、起用理由を説明。世代を超えた共感を期待する。 　間近に迫った真夏の激闘を前に「ただただ楽しむことを一番に頑張っていれば後悔することは絶対にないと思います。僕も曲で応援します！」と、りょたち。聖地を目指して戦う球児達へ、力強くエールを送った。