阪神・ビーズリーが3回無失点 9・28打球直撃降板から中10日、痛みも被安打もノーノー！CSファイナルS巨人戦心配無用
（みやざきフェニックス・リーグ、DeNA1ー4阪神、9日、SOKKEN）阪神のジェレミー・ビーズリー投手（28）がDeNA戦で四回から登板し、3回を無安打無失点と好投した。DeNAとのクライマックスシリーズ（CS）ファーストステージを突破した場合、先発が予想される16日からの巨人とのCSファイナルステージ（東京ドーム）に向けて順調な仕上がりを見せた。チームは4―1で勝利し、2連勝とした。 日本シリーズ進出へ欠かせない右腕が完全復活だ。9月28日のヤクルト戦（神宮）で右太もも付近に打球を受けて緊急降板となっていたビーズリーが中10日で登板。若手中心のDeNA打線を圧倒し、万全の準備をすませた。 「感覚的によかった。間隔が空いている分、キャッチボールやブルペンでしっかり確認はしていた。それがゲームで確認できてよかった」 四回に2番手としてマウンドに上がるといきなりアクセル全開。3人すべてをフライアウトに仕留めて滑り出すと、最速151キロを記録した力のある直球と、切れのある変化球を駆使して3イニングで許した走者は四球の1人のみ。「（打球を受けた右足は）問題なかったし、球速も出ていた。変化球をいつも投げないカウントで投げたりできたので、本当によかった」と充実の表情で振り返った。 昨年のCSは中継ぎとしてベンチ入りしたが、シーズンで8勝を積み上げた今年はCSでも先発起用。下克上日本一に向け、助っ人の出番はファイナルステージの巨人戦となる見込みだ。 「体と心もすごくいい準備ができているので、本当に楽しみ」 今季3戦3勝、防御率1・00と圧倒的な数字を残した〝Gキラー〟が、適材適所で東京ドームに乗り込む。（中屋友那）
