スノーピークが一部のテント・シェルター製品を販売停止 耐水圧不足を受けて
スノーピークが、テント・シェルター製品等の42品番について、メッシュパネル裏の素材の耐水圧が表示していた数字に満たないことが判明したと公式サイトで発表した。対象となる商品は、同社直営店および公式オンラインストアでの販売を停止するとともに、取り扱い店舗等にも速やかな販売停止を要請するという。
同社は、9月9日に購入者からリビングシェルアイボリー(TP-623-IV)の水漏れの症状に関する問い合わせ受け調査したところ、撥水不足等の生地不良が判明。その後、総合的に調査し、撥水不足等の生地不良の発生は他に確認されなかったが、9月20日にサプライヤーから、メッシュパネル裏に「耐水圧 1800mmミニマム」とは異なる素材を使用している可能性がある旨の回答を受けた。同サプライヤーに製造を委託している他の製品のメッシュパネル裏の素材に関して、同社が規定しているスペックとは異なる生地の仕様が存在することを新たに確認したため、今回の対応に至ったという。 耐水圧に関わる仕様違いが確認されたのは42品番で、さらに「ランドブリーズ Pro. 1」「ランドブリーズ Pro. 3」「ランドブリーズ Pro. 4」の3品番に関しては、メッシュパネル裏のリップストップ生地に関して「75Dポリエステルリップストップ」と表示されているところ、実際には「ポリエステル素材」が使用されていた。スノーピークは、対象製品の購入者に対して、製品に応じて防水性能強化のための補修、または耐水圧1800mmミニマムの素材で生産されたフライシートとの交換などにて対応する予定。補修・交換、その他の対応策や期間などの詳細については、1ヶ月を目処にあらためて発表するという。