⚽藤枝MYFCが完封 天皇杯2回戦 J2栃木に2―0
サッカーの第104回天皇杯全日本選手権(日本サッカー協会、Jリーグ主催、静岡新聞社など共催)は12日、J1、J2勢が登場する2回戦を各地で行った。藤枝MYFCはJ2栃木に2―0で勝利した。 ▽2回戦 藤枝(J2) 2(2―0 0―0)0 栃木(J2) ▽得点者【藤】シマブク、中川風 【評】藤枝が前半のリードを守り切り、栃木を2―0で下した。 前半はボールを支配し、優位に試合を進めた。先制点は5分、前田のクロスをシマブクが合わせた。さらに33分にもシマブクのクロスを中川風が詰めて追加点を奪った。 後半は守備の時間が長くなったが選手を5人入れ替え、集中力を保ち無失点に抑えた。
WBシマブク先制点 総力見せつけ完勝「リーグ戦に勢い」
チームの総力を見せつけ、藤枝が同じJ2の栃木を一蹴した。リーグ戦清水との県勢対決から先発全員を入れ替え完勝。後半は押し込まれシュート0本に終わったが、須藤監督は「最後まで試合をコントロールできた。リーグ戦に勢いがつく」と手応えを示した。 先制点を挙げたのは左WBシマブク。けがを機にリーグ戦ここ3試合ベンチを外れた悔しさをぶつけた。「自分の形に持って行けた」。前半5分に大卒1年目で公式戦初先発した右WB前田の速いクロスを冷静に沈めると、33分にも抜け出しからFW中川風の追加点をアシストした。 後半は耐える展開だったが、DF陣を束ねた鈴木は「もっと攻撃できれば良かったけど、我慢強く守り怖さはなかった」と胸を張った。レギュラー争いは激しさを増し、中2日でリーグ3位横浜FCと対戦する。勝利の立役者になったペルー出身のドリブラーは「さらにプレーの質を上げ先発を勝ち取りたい」と決意を新たにした。